題名のない音楽会21

 クリスティーナ&ローラ(いやあ、ほんと美人だなあ。)が日本の子供達(かなり優秀らしいが)にチェロの公開ゲイコをつけるという趣向。

 ここで思ったのが、ここに出てきた日本の子供は技術だけはそこそこいってるんじゃないかと思ってるんだけど、その曲が作られた背景や、演奏するその場の空気をぜーんぜん読んでなくただ、上手に弾けりゃいいやと思っているフシがあるということ。
もちろん彼女たちはそのことに気づいていて、技巧よりも感情の込め方、空気の読み方を教えていた。

 まあ、いまの日本のクラシック界、特に若い世代に置いてはコンクール至上主義、技巧至上主義っつーのがあって、実際にコンクールを見聞きするとテクニックの差こそあれ、”このままシーケンサーに譜面打ち込んで音源に演奏させた方が合理的でいいんちゃうんか!?”といった演奏に終始しているという感じを受ける。
 確かに基本的な技巧や譜面に忠実な演奏、それも必要な要素ではあるがそれだけではないんだ。音楽は。

 そもそも指導者がそう育ってきてしまったという病巣の深さという側面はあるのだが
もうすこし作品が作られた背景をベースとした感情表現とか、場の空気の読み方なども是非教えて欲しい。
 いつまで経っても、日本のクラッシックは「技術はいいんだが・・・・・・・」って言われつづけることになるのだ。


 もっとも、それが技巧至上主義が嫌なプレイヤーはジャズに行ってしまうケースが多いのだが・・・・

 すいません。ヲレもヘッポコながらその一人です。(藁

しかもエラそうなこと言ってます。(藁

 でも、分かって欲しいなあ。(声:古代 進)