昨夜、全英オープンを見た。

 前にも言ったがヲレはゴルフというスポーツが大嫌いだ。

 いや、この全英オープンのコースを始めイギリスの多くのコースがそうであるようにゴルフの原点、「自然とともにあるスポーツ」というようなフェアウエー!?なにそれ。というような草ボーボー。バウンドするとどこ飛んでいくか分からないようなコブだらけ。そんでもって恐ろしく深いバンカー。恐ろしく広くて深いクリーク。
 そんなコースでやるのが本当のゴルフの姿であるとヲレは思うし、そういうコースに敢然と挑戦するプレーができてこそ本当のゴルファーだとヲレは思うのだ。
 こういうゴルフはヲレは認める。

 さて、翻って、わが日本におけるゴルフというスポーツというか、ただの球飛ばしだな。所詮、カネ持ちの道楽に過ぎないということ。

 ゴルフ場の客としてプレーできる会員になるためにはン千万も掛かるわけだし、ワンプレー、会員でも1万円も2万円も取られるスポーツなんつーのはカネ持ちの道楽以外の何者でもない。それをジマンするためかどうかは知らんが、ビンボー人を招待し、あるいは会社の会員権を利用して、接待に利用し、「お客さま」を勝たせていい気分にさせる。さらにあろうことかわが日本では政治にも利用したりする。おととい行われた自民党のセンセーどもによるコンペなんつーのはその最たるものだろう。

 日本にこけるゴルフというもの、そういう、もはやスポーツといえない領域での”もののついで”で行われているジジイやオヤジどもの道具や道楽にすぎないと思うのだ。

 もちろん、わが日本におけるゴルフコースというのはノッペラボーのような、しかも腰巾着に「ナイッショー!!」と叫ばせるために造られたとしか思いようが無い、だだっ広いフェアウエーを持つ、まるでツルペタの幼女のようなコースばかり。そこにはゴルフの原点、「自然に挑む」という言葉はなく、そのツルペタを実現するために山をハデに切り開き、見かけのキレイさを維持するために農薬をまきまくる。
 そのために無くなった森の面積はダム建設で消えた森とは比べ物にならないくらい広い。

 例えば、衛星写真で首都圏1都3県を見ると、ゴルフ場と思われる部分は、東京23区よりも広い。
 ヲレは環境保護ヲタではないが、そこまでしてゴルフがしたいかと、週末早朝高速をジマンのいわゆる”ベンツ”や”ビーエム”でもってオソロシイ速度でぶっ飛ばしてゴルフ場に向かうオヤジどもに問い詰めたい。

 今回の豪雨ではないが、きっとゴルフ場のせいでダメになった水源、ゴルフ場のせいでいなくなった生物、ゴルフ場のせいで氾濫した河川、ゴルフ場のせいで土砂崩れになった裏山なんていうのも沢山存在するんだろう。

 そんなジジイやオヤジ、まあババアやオバハンもいるだろうが、そいつらのためにムダに犠牲になった自然のことを考えると、日本におけるゴルフという球転がしは絶滅させるべきスポーツだ。

 どうしてもやりたいというなら、イギリスまでいっておやりなさい。と言いたい。
 さすがにそこまでいってマジメに泥まみれになってプレーするなら認めてやる。

 これがヲレの日本のゴルフというもはや”スポーツ”とは呼べない”ただのレクレーション”に対する本音だ。

 くたばれ!!ファッキンゴルファー!!