じゃあ、言ってやろ。


 職場では、東京方面から来た輩ばかりだから、なんともないかもしれないが、職場のある四日市の空気の汚さといったら、ない。
 小学校の時に修学旅行でここを通りかかったら喘息を何年かぶりに起こした。それくらい汚い。

 今は大分改善されているようだが、快晴と思われる日でも空はチリかなんかで霞んでいる。

 それでも連中、平気で「空気は美味いんだけど、何にもないんだよなあ。」とのたまう。
 
 いつもヲレは口癖のように
「ここは十分都会ですよ。ほれ、ちょっと行けばなんでもあるし、ちゃんと近くに電車走ってるし。」
 っていってるだけど、連中
「でも、東京とくらべるとさあ。やっぱりなんにもないんだよね。不便でしょうがないよ。」   
 
 完全に感覚が狂ってやがる。このオッサンども。

 まわりになんでもあって便利だし、公共交通機関は発達してるんだしどこでもいける。でもいつも暑苦しくて、歩くだけでも酔っちまう。路地裏に行けばネエチャンは身体売ってるわ、怪しい中東人はヤクを売りつけに来るわ、なんか弱わっちそうなヤツから身包み剥がそうとねらってるガキどもが徒党を組んでるわ、オマケに、物価は高いわ、住み家は狭いわ、まわりはノイズと悪臭に溢れ、食い物はマズくて高いわ、知事からして”東京わあ!世界一い!!”と極東の島国の隅っこで叫んでるようなキ○ガイだわ、ここに住んでる奴らは自己中ばかりだし、他人を出し抜くことしか考えていない。同窓会でも東京に行ってる奴の変わりように驚かされる。完全にスレちまっているのだ。あれだけ純粋で真っ直ぐだった男が、ひん曲がって帰ってきてるし。東京はそういうところだ。ヲレも東京でやむを得ず数ヶ月仕事で暮らしたことがあるが、結論としては、「人間の住むところじゃねえな」ってこと。
 もう二度と行くもんか!と心に決めてるけど、仕事とあれば行かなきゃならんのよ。orz。
 
 とりあえず、少なくともこのオッサンども、まだ全国津々浦々流れている人ばかりで病状はまだ軽症だからまだ仕事で付き合っていけるが、バリバリの東京人だったら絶対一緒に仕事したくないな。


 つーことで熊倉さん、もしお目にかかった時には言って差し上げますよ。
「東京はやっぱり人間の住むところじゃあないですよ。」
 と。多分やはりムッとするだろうが。(プ