ダッラーラかあ。

 F3あたりだとメジャーなメイクスだけど、きっと今の若年層にはなじみのないところだけど、名門といえば、名門だ。
 しかし、ヲレにとってダッラーラといえば、ランチア037ラリーのシャシーを受け持ったということの方が実は印象深い。
 アバルトの作とされているこの037、デザインをピニンファリーナシャシーをダッラーラ、そんでもってエンジンチューンと仕上げをアバルトが担当したほぼ「オールイタリア」といった豪華なメンバーで造られたのだ。
 アウディプジョーといった4WD勢に比べ軽量で操縦性に優れるといった点を利して最初のうちは勝利を重ねてたが、4WD勢が操縦性まで手に入れてしまうと、たちまち劣勢になり、意外に短命に終わった悲運のグループBカー。
 なにしろ、後任のランチア038こと、デルタS4にくらべりゃはるかに美しい。コンペティツィオーネじゃなくて、僅かしかつくられなかったストラダーレの方がもっとエレガント。
 ああ、いいなあ。ほしいなあ。

 イカイカン。大脱線だ。
 要はこういう古豪が復活してくれると、ちったあF1も面白くなるかなってところ。
 ついでにロータスも復活してくれればなおよし。