労使妥結。
新規参入が認められた。これはいいことだ。
とりあえずパ6球団は確保された。そして、選手もとりあえずは1球団分丸ごとリストラされずに済んだ。
しかし、選手会側も譲歩というか、犠牲が出た。
球団合併を阻止できなかったのだ。「大阪近鉄」バファローズは消滅することとなった。
猛牛党の方々には「この度は誠にご愁傷様でした」としか声をかけられない。
Jリーグにおける例では、横浜マリノスと合併という形ではあるが、実質的には消滅した横浜フリューゲルスと同じケース。
心中察するに余りある。合併反対署名しただけで偉そうなことは言えないが何もできず申し訳ない。
この先、プロ野球はどうなっていくかわからない。しかし、たとえ表面上だけでも選手、経営側双方が歩み寄り、野球界を良くしようという共通のベクトルにようやく動き出したのは朗報。
この事実は前向きにとらえたいと思う。