「へえ〜」

現リーグ2はル・マン、元京都、そしてU−23代表の10番松井大輔の記事。
 彼がいきなりフランスのしかもリーグ2に行ったというのは、ちょっとした驚きだった。

 いや、ちとエゴイストなプレーに走る嫌いはあったが、実力そのものに疑いの余地はない。ステップアップの場として、いきなりセリエAプレミアリーグを選んでベンチ入りもできず、スタンドで佇んでしまうよりもずっと賢明である。

 でも、「なんでフランス?」という思いはあった。
 プレースタイルはともかく、11人でやるスポーツであるサッカー。この記事にあるとおり、戦術もクソもなくとにかくボールをゴールに持っていけ!というリーグ2においてもチームメイトとのコミュニケーションは欠かせないはずだ。
 有力選手は殆ど海外へ流れ、その上、EU外の選手にしてもコストパフォーマンスのいいセネガルカメルーンなど元フランス植民地のアフリカ勢が多く、当然会話は通常日本人が聞きなれないフランス語で行われることから、「こりゃあ、苦労するぞ」と思っていたが、その上、通訳なしでなんと無謀なことを・・・と思っていたが、

いまだに何でルマンなのかはよくわからないが、父親の仕事の都合でフランス在住経験のある松井にとっては全く知らない国ではない。

 
 なるほど、これで疑問は氷解した。
 多分、込み入った話は出来なくともプレー中、味方に指示する程度、あるいは味方や監督の指示を理解する程度はすぐ出来そうだ。

 下部リーグというのはどおの国でも実に厳しいものである。その中で揉まれるファンタジスタ松井。
 出来れば、このままリーグ1のチームが欲しがる選手に育って欲しい。特にわれらがソショーに是非。