そもそもダウト。

ドラマでは冒頭で「新幹線は開業以来40年間、死傷者を出す事故はない」とナレーションされているが、23日の地震発生直後に上越新幹線とき325号」の脱線事故が発生した。

 死傷者は出ていないためナレーションの内容に矛盾はないが、64年の開業以来初めての営業運転中の脱線事故という現実に、鉄道関係者のショックは大きい。脱輪して傾いたままのとき325号の様子も新聞、テレビで連日放送されている。ナレーション部分の変更などの対応を取るかどうかについて、同局は「内容の見直しなどについては検討中」と話した。放送は予定通りに行うという。

ところが、死者はでてるんだなあ。これが。
 一名は東北新幹線でホームで家族とはぐれたかした小学生の女の子がホームからおりて、線路を歩いていたときハネちゃったという事故。そして、もう一件は修学旅行の工房が駆け込み乗車をした際、ドアに指を旨い具合にはさまれて車掌も駅員も気付かぬまま発車してしまい、引きずられてしまってホームの端から叩き落され即死という事故。双方とも、列車に乗車していないわけだから、「乗客の死傷者」はいないが、事故による死者はこのようにちゃんと出ている。
 よって、ナレーションの文面から言えば、地震があろうが無かろうが変更の必要性はあるのだ。