勝て勝て勝て勝てホームやぞ!!

 今年も大阪の吹田は万博スタジアムに出た弾幕も空しく、リーグ屈指の攻撃力を誇るG大阪攻撃陣は大宮の3ラインディフェンス*1の前に見事圧殺された。

そして、大宮のカウンター攻撃で桜井が先制ゴル。慌てたG大阪はシジクレイまでも前線に上げるも、終了間際、その隙をついたカウンターで、森田が流し込み、試合終了。
 J1昇格初采配の三浦監督は初白星をゲットするとともにJ1通算200試合目の西野監督には黒星をプレゼントという痛快な結果となった。
 
 攻撃で美しいと思ったクラブやプレイヤーはいたけど、守備で美しいと思ったクラブはJでは初めて。

 通常、クラブは監督が代わると戦術も何もかもコロっと変わってしまうのが常だが、6年前、オランダ人のピム監督がこの3ラインシステムを取り入れて以来、監督が3、4人ばかり代わっているがかたくなにこのシステムを守り通し、ここまでやってきた。
 それが昨日、万博に結実したのだと思う。
 継続は力なり。そう思わせた一戦だった。

*1:相手攻撃時、4−4−2のそれぞれのラインがフラットかつ、上下間がコンパクトに形成され、パスコースやスペースを消すばかりか、突破を図ろうモンなら必ず上下のラインから2,3名がプレスに向かう。もちろん、パスレシーバーになりうるプレイヤーにも上下のラインからガッチリマークがつく戦法。欠点としては、トルシエのフラット3同様、ロングボールに弱いということ、また全員で守備をするという関係上、ボールを奪ってからの攻撃への切り替えが遅いということ等が上げられる。