ローマ法皇逝去

 多分、日本における昭和天皇崩御の何千倍のショックが世界を駆け抜けたと思った。
 ヲレはキリシタンではないが、印象的なのは、就任以来世界のあちこちを駆け回りつづけたこと。おかげでヲレは中学校の教科書に「ローマ法皇」として登場する以前に「柔和な笑顔の似合う人の良さそうな神父のジイサン」として認識していた。
 その後も世界のあちこちを駆け回り、冷戦終結から紛争の解決までここまで働いた法皇と言うのも初めてじゃなかろうか。
 職務上、「ノーベル平和賞」はもらえないだろうが、過去の受賞者何人分に匹敵するものだろう。
 宗教を問わず愛されたローマ法皇というのも希有な例だろう。

 謹んで冥福を祈りたい。