失点0、無敗

 というタイトルを聞くだけであれば「優勝」の2文字が出そうなもんだが、そうではない。
 これは今大会、ウクライナに「敗退」したスイス代表の数字。

 1次リーグ3試合、そしてトーナメントのウクライナ戦を無失点に抑えたにもかかわらず、PK戦で敗れたのがその真相。
 しかも、最後のウクライナ戦は延長に突入し、120分間戦った時点で記録上は「引き分け」となるため、無失点、無敗で「敗退」という珍記録となった。
 これは長いW杯の歴史でも史上初となる怪挙。

 いや、欧州予選からスイスは本家イタリアもビックリのカテナチオを武器に勝ち進んできた結果であって、ヲレはこのスイスを今大会のダークホースだと考えてたわけだが、ここでの敗退は非常に残念。
 とはいえ、レギュラーのほとんどはまだ若手が多いので次回のユーロ2008や2010年W杯では大いに期待が持てる。