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 実は発売日当日、つまり先月26日に入手していたのだが、「さわり」を説明するにはものすごくいい企画だったのではなかろうか。
 なにしろ、巻頭が「タモリvsくるり岸田繁の対談」だったわけだから。
 内容は双方手の内を隠し、ジャブの応酬といったあたりで終わっていたが、実際にはそんなもんじゃなかったものと容易に想像できる。
 ここにDJ野月とカシオペア向谷実がくわわれば間違いなく収拾不能だっただろう。

 それにしてもくるり岸田の阪急3300系*1の音が「ボッキするほどいい」と言っていたのにはワラタ。
 ヲレも阪急京都線で通勤していた時代があり、行きは5300系の準急で、帰りは時間がバラバラだったため、いつもランダム。
 十三の駅で3300系の急行が当たったときなんか思い切り喜んだ。
 そう。この3300系、大阪地下鉄乗り入れを前提としてるためギアリングがやたら低く、100km/h走行しようもんならまさしく「ボッキするほど」の快音を発するのだ。
岸田繁曰く、しかもそれがドとラのフラットという短6度の和音だというのが、今思えばそうだったんだ!と納得した次第。
 それを引き出したタモリもさすがであるが、岸田繁・・・・ただ者ではない。

*1:本誌では「大阪地下鉄に乗り入れてたヤツ」と表現していたが、数ある乗り入れ車のなかで”爆音”をはっするのはコイツ以外考えられない