音を楽しめないOrz

 この年末年始にかけてみっくみくにされてしまい、おまけに負けとれん病が発症して3曲ばかり立て続けにニコ動にうpしたが、正直、苦しかった。
 その合間に作った”悪魔おぢさん”っつー曲もダークサイドに引き込まれたような曲だったし。
今もこうしてミク嬢の調教とオリジナルの作曲と並行して作業してるが、やはりいいものができなくてとてもつらい。
 
 曲を作ってたり、あるいは、ミク嬢の調教をしてたりしてるときはおろか、フツーに出来合いの曲を聴いても、あるいはこの部屋で唸りを上げている冷蔵庫の音、この文章を書いているキーボードの音、いろいろ入力される音をノーミソが勝手に分析にかかってしまう。

 どうしても「これだ!」という音がないのだ。どうしても音を楽しめない。

 まあ、このところの絶不調の原因の一つである。
 
 オンガクを意識して聴きだしたのは5歳のころ、親父がいつもかけてた映画音楽の数々、タンゴやサンバにマンボ、チャチャ、ルンバなどのラテン音楽がTVで聴く音や幼稚園で歌ってる歌なんかより遙かに楽しいものだったので、親父が聴いてる時にはいつも親父の側にいた。

 今よりずーっと純粋に音を楽しんでたっけ。
 リアル厨房の頃のYMOもそうだ。
 そして、半ば強制的に吹奏楽部に入部させられたことによって演ることもまた音楽だって解った。

 そう、最初にちょいとおちゃらけコミックソングを作ったときもスゲエ楽しかった。

 でも、いつのころからか、音をたのしめなくなったんだ。

 そして、今日ふとある言葉を思い出した。
 
 かつてヲレが所属してたアマチュア楽団に故Aリード博士が縁あって特別に棒を振りにいらっしゃった時の言葉だ。

「日本では、Musicを"ONGAKU"、音をエンジョイすると書くそうですね。これはじつにいい言葉です。これからも是非、"ONGAKU"して下さい。きっとあなた方の人生をとても豊かにしてくれるものと確信してます。」
 
 すこし、光が見えた。ような気がする。