FTP2011開催前
今年は、今までと違い準備段階からの参加なのでいままで以上にイベントの成功に貢献できるのではないかと思っていた。
事前会議に出席したりビラまきをしたり、実際には、まだ勝手が分かっていないところがあったりしたので、そんなにいい働きはできたとは思ってない。
実際に、前日、看板置きという任務がありながら、CGTVが開催日雨の予報を受けて急遽ド・ディオン・ブートンとビュイック・サレーの事前撮影をするというので、カメラ担いで飛んでいってしまった。すいません。
それでも、準備はサクサクと進む中、会場近くの自販機で飲み物を買おうとクリオに乗り込み、車内の熱気を出そうと窓を全開したところ、助手席側の窓が「べきばき」と言う音を立てて下がったまま戻らなくなった。
「ええええええ?ここでイタフラ車お約束のレギュレータ破損ですかぁ?」
周りのスタッフ仲間も「こりゃどうにもならんで、渡辺さんとこに駆けこんでみたら?」
という声多数。
こんな形で渡辺モータースに初めて自分のクリオを持ち込むことになるとは・・・・・
とりあえず、窓を上げっぱなしにする応急処置をしてもらい、死亡したレギュレータの価格を聞く。
その価格¥58000也Orz。Assy単位でしか売ってくれないんだろなあ・・・・
しばらくこのまま乗っていようか。
仕事を記録の仕事にかこつけてサボった罰だな。本当にごめんなさい。
渡辺モータースから会場への道でFBCラジオの天気予報が不穏な数値を告げる。
「嶺北地方、明日の午前の降水確率90%。正午前には一時間に20mmの強い雨が降る見込みです。」
20mmってあーた。アレだけ雨が強かった去年でも一日の総降水量は31mmだというのに、その2/3が1時間で降るんですか?なんのイジメですか?月曜日じゃダメなんですか?主は我々に何の試練を与えたもうとされているのか!?
その後の作業でも、帰宅時の道中でも、そして雨支度をする間でも、寝る前でもずーっと気が重かった。
・撮影中のド・ディオン・ブートン。
・試運転中のビュイック・サレーと駐車場に入るフィアット500Cベルベデール
明けて当日。雨が昨晩から全く降って無いのが非常にブキミだ。向こうの空なんか晴れ間なんぞが見えやがる。
「天気もってくれるのか?」
という淡い期待を込めて家を出たが福井IC通過直後それはあっさり裏切られた。
福井北IC方面に見えるはずの切通しがある山が見えない。
そしてバケツをひっくり返したような雨。ワイパーHiでも前が見えない。
それどころか、前のトラックを抜こうとしたところ、水に浮いた。溝に余裕のあるタイアなのだが。
80km/h以上出せない。
それが会場まで続いた。
スタッフミーティングに参加し、防護服、もといコンビニ合羽を手渡されるがこの雨では非常に心細い。
・開場前のスタッフミーティング直後の雨に降られる駐車場本部。
・会場に到着する306ブレーク。会場ゲート担当のカズヤさん始め屋外担当が着用する防護服、もとい。コンビニ合羽は既に役立たず。
それでも、こうやって本当に万が一ラリーが出来なくなる可能性を含めグループ駐車場脇の木の下で撮影をする。
それがものの20分で全身ずぶ濡れ。
カメラとレンズもぶっ壊れてもある程度構わないD70と70-300mmの組み合わせで正解だった。
8時30分過ぎ、D70がお約束のCHRエラーを出したので、一旦クリオ車内に撤収。ラリー撮影に備え、準備をする。
リアシートをたたみ、車内スペースを作り、最悪撮影ポイントで開けたリアゲートの下から撮る用に段取りをする。
9時前、本来の仕事をするためにコースに出る。あっちこっち木の葉や花や実の残骸が路上にちらばってて滑る。ラリー担当に電話で注意喚起を要請する。
事前のロケハンで設定したポイントは完全にダメ。雨用に設定したポイントへ向かう。
そこの道中ラリースタートが30分延期される連絡を受ける。
気象レーダー画面を見ての判断だったそうなのだが、こっちは完全に
「こんだけふっててパタリとやむわけねーげ?」(福井弁)
と完全に疑っていた。
ポイント到着後、雨は止むどころかより勢いを増して降っている。
その間、ヘビーウエットに対応した合羽を装備。周辺を歩いて画をどうしようか悩む。
「あーあ、今年もか・・・・・」
と落胆しつつ、#1の2CVの通過を待つのであった。
(続く・・・と思う。)