フランスまで敗退。
いやあ、ギリシャ強ええわ。
フランスまで破っちまうんだもん。
カッチリ守ってすばやいカウンターという実に分かりやすい戦術を取るギリシャ。むやみやたらと守りを固めるのではなく、強烈なプレスをかけてなるべく高い位置で攻めに入る。
フランスはジダン、ピレスを中心としたパスサッカー・・・・・
のはずだが、ジダン、ピレスとも出来が悪くパスは回らず、ナメてるのか手を抜いてるのかアンリ、トレゼゲの2トップのサポートもせず。それならばと出てくるはずのテュラム、ギャラスの両SBも開店休業状態。
後半になってやっとお目覚めになったがすでに遅し。
DF陣の連携のズレによってフリーになったFWハリスティアスに決められ、ギリシャ先制。
しかし、このとき既にフランスが反撃するには時遅しであった。
サハ、ヴィルトール、ロテンとフレッシュな戦力を投入するが彼らをコントロールするジダンの出来が悪すぎて、結局彼らの個人技に便りざるを得ない攻撃に終始。
これではギリシャの堅固な守りを破ることはできず、ジ・エンド。
と、ざっと経過を書くとこんな感じだけど、フランスはまだどこかギリシャをナメ切ってた部分があったのだろう。
最初から攻めに出てればこんなことにはならなかったのだが、それとも「前半20分くらいは様子を見ろ」とでも監督の指示がでていたのか、兎に角、この試合のフランスにか活力がなかった。
それともこんな大会さっさと終わらせて次の仕事*1に移りたかったのかね?サンティニ君。
といわれてもしょうが無いくらいの監督の無策ぶりもまた敗因だろう。点取られてやっとフレッシュな選手への交代をするんだから。
それでも勝てると思ったんだろうからやったんだろうけど、遅きに失した感は否めない。
それに対してギリシャの勇戦ぶりは見事であった。そうでもしないと監督に鉄拳制裁*2を喰らうかもしれないという恐怖心からああいう集中したブレーができてるのか?というのは可能性は低いが、監督の手腕の高さと選手のモチベーションの高さがそうさせているのだろう。さあ、次はどこだっけ?まあいいや、次も大物食いを見せてくれ。
惜しくも1次リーグ敗退したラトビアもそうだったが、こういうチームが強豪をいじめるのはやはり気分がいいからな。
がんばれ!ギリシャ。
*1:トットナム・ホットスパーズ(イングランド・プレミアリーグ)の監督
*2:ベンチでのあの燃え方を見てると鉄拳制裁のひとつやふたつは毎試合あるだろう。