実に難しい選択である。

北京よりのTV中継でよく目にするのは、3代目のダイハツシャレードシトローエンZXのセダン、それにVWサンタナ(ただし、すべて現地生産車)あたりなんだが。なるほど納得のラインナップである。
 3車共通して言えるのは、構造がシンプルでメカニズムが頑丈に出来ているということだ。
 対して最近のクルマ、中国現地生産車においても構造が複雑化してるから、トラブル発生の確率は高くなっていると言えよう。ましてや、タクシーのようなラフな使い方をされるとなおさらだろう。
 かといって、日本でいうところのクラウン・コンフォートや日産クルーといったタクシー専用車*1を出してくるとフツーの乗用車の宣伝にはならない。つまりは会社の一般に対するアピールにはなりにくい。
 いや、実に難しい問題だ。この記事にもあるとおり、正式採用は名誉であり、今後のビジネス展開が有利になるというメリットがあるという一方、恐らく買い叩かれてしまう上、クレーム発生の際には大ダメージをこうむるという諸刃の剣。シロウトにはオススメできない。

 「一定期間*2を超えると途端に壊れだす」ことを前提に造っている今の日本のメーカーにゃ無理な注文だな。つーか、チャンコロに媚びる必要なんざねえぞ。>日本のメーカー。

*1:本当はそうではないのだが、主たる用途がタクシーだ。

*2:車検1回通して次の車検まで、つまり5年程度