ドバラダ門 (新潮文庫)
ジャズピアニストの山下洋輔が書いた小説。
ヲレが昔から顔を出しているSF好きの集まり、「金曜会」*1というのがあり、久々に顔を出したら長年の友人M氏が「この面白さを解るのは、司馬遼太郎と筒井康隆が好きで、なおかつ音楽が解っているヤツだけだに。ああ、いたう君ルーツが鹿児島だっただら?だったら読むしかないに。これ舞台が幕末の鹿児島だし」
と言ってこれを呉れた。*2
確かに最後の1章をチラと読むだけでこの本の面白さがよおくわかった。
筒井康隆の「ジャズ大名」に2.5bar程度ターボを掛けたようなものなのだ。しかも書いたのは本職のミュージシャンだ。音楽描写なんか臨場感たっぷり。頭にはさまざまなメロディ、リズムが即座に浮かび手が動く。よむだけで汗を書く本は久々だ。じっくり時間を掛けて読むことにする。