まあ、ドキュモだし。

NTTドコモ東海は、静岡県・愛知県・岐阜県に設置している携帯電話の基地局約800カ所の情報がWinny上に流出してしまったと発表した。流出した資料は「社外秘」扱いで、同社では該当する基地局全ての鍵を付け替えるなどの対策を実施した。

 NTTドコモ東海によると、2005年3月ごろに「基地局の情報が流出しているのでは」との噂を確認。内部調査を進めたところ、子会社のドコモエンジニアリング東海で設備の保守を担当する従業員がP2Pファイル交換ソフトWinny」上に基地局情報の資料を流出してしまったことを把握した。

 さすがドキュモ。

でもまだ東海は基地局ごとに鍵番号バラバラだからいいけどねえ。
 ドキュモ北陸は少なくともヲレが基地局設営に携わってた5年前くらいは誰も考え付かないようなマヌケな番号が多くて閉口した。
 今はどうかしらんけど。

 ああ、でもだからといって侵入とかイタズラとか考えんほうがいいよ。ありとあらゆるところにセンサーが入ってて、なにかあれば一発でオペセン経由で警察に通報されるから。

 つーかヲレの作品に手を出すなと言いたいだけだが。

 ほんと、ドキュモの計画性のなさのおかげでIMT2000工事*1は泣いたぞ。通常の中継函でも給電線や通信線がラック狭しとのた打ち回ってたし、CV局*2のラック裏なんか手の入るスキマもありゃしなかったからなあ。
 なにより怖かったのはこいつらほとんどが現用局だったということだ。
 「現用」つまり通常のPDC方式の方ではバリバリの現役であり、一つ間違えると「障害」ということになるのだから。冷や汗カキカキ工事したさ。
 ハナからアダプティブな拡張を考慮しているAUと違って、ドキュモはそれはそれはそこいらヘンは全く考慮されてなく、新しく一つの中継局を設けるのに等しかったのだ。
 中継局は中継局で大変なのだが、電話局内のRNC*3の工事も泣いた。
 なにしろ、マニュアルがなかったのだ!!

 いや、正確に言えば、あるにはあったのだが肝心の項目は「作成中に付きこの項は省略」なぞとふざけた記述がしてあったのだ。
 おかげで、サーバー屋が来るその日にやっとマニュアルが届いて突貫工事で光ケーブルを何10本もひいたんだよなあ。クソッタレ!

 いや、そういう昔話がしたかったんじゃなくて、本当にドキュモはなってねえ!といいたいだけなのだ。

*1:いわゆるFOMA対応工事

*2:ビルの屋上とかに設ける基地局

*3:Radio Network Contoroller。役割は読んで字の如し。