車界復帰車探し その3 アルファロメオ アルファ155V6

 今や三重のラテン車の名店になりつつある鈴鹿のNORDへ行く。

 もともとヨメが105系アルファが大好きであるということでアタマの片隅にはあったが、先週近所の書店でそこのデモカーの147を見たので思い出した次第。

 本来であれば、R2を買ったスバルディーラーから岐阜方面に用事があったのだが、その予定がツブれたため、ヨメの一言でそこに向かった。

 さて住所はあらかじめ予習しておいたのでそう迷わずについた。

 店はただいま改装中でショールーム内にボール盤やらバンドソーやら置かれていたが、そこいらへんはヲレ的には全く問題なし。
 店長はウワサにたがわず、トークが上手い。思わず長時間居座ってしまう客が続出するのも判る気がする。
 そして缶コーヒーをごちそうになる。

 印象的なのは、店長自ら飛ばし屋であるということ。
 走ること自体が大好きな人だなあと感じたし、その上きちんとした理論を持っているということに特に好感がもてた。
 そして、いいクルマを本気で売ろうとする姿勢もまた感じられた。


 そういう店で売っているクルマの中にアルファ155のV6があった。

 たしかに、前回ナロー155にグラっときている自分がいる事を書いたが、この155V6もかなりきてしまった。
 年式、走行距離もさることながら、この個体には快音マフラーとエンケイのRP−F1という軽量ホイールが入って、ブレーキにも若干モディファイが施され、さらに下品にならない程度にカッティングシートでデコレーションされていた。
 これで、あの値段なら断然安いと思った。

 そして足にキテしまったのが、その快音マフラーと同じメーカーの同じ銘柄のマフラーを装着した156V6の手作りサウンドデモMD*1を聞いたとき。

アルファV6のビートの上から高音の合わさった咆哮。
 ああ、もうダメだ・・・・・・・・・
 イキそうだ。

 ハンドリング?乗り心地?燃費?
 こいつの場合はどうでもいい。このスタイルとこの音さえあれば・・・・・

*1:マイクを出口付近にセットし、MDレコーダーをトランクに入れ、店の周りを回し気味で走って録った