反省しる。

 その当時のホンダのスマートエントリーっつーとおそらくV社のやつだな。
 V社のはルノーアヴァンタイムあたりから採用されているけど、なぜかラグーナやメガーヌなど日本仕様のルノー車にはキーレスエントリー機能やキーレススターター機能は残されてはいるが、スマートエントリー機能はオミットされている。
 理由は単純で電波の出力がデカすぎて日本の電波法に触れてしまう。かといって、出力を絞れば十分な性能を得ることができなくて使い物にならないからだ。
 
 さて、今回のこの問題、トヨタ*1などに実用を先行されて焦るあまり、V社、ホンダ双方の開発時点での煮詰めが甘かったのが原因だろう。
 当時日本の劣悪な電波環境に不慣れな*2V社、通信速度や反応速度*3、いつどうやって使うか分からんような付加機能などミョーなところにこだわりすぎるホンダ。仕様の煮詰めもテスト内容の吟味もテストの実施も十二分にされないうちに実用化してしまったのだろう。
 そんでもってカードの閉じ込みなどフールプルーフを働かせなければいけない状況でも電波の送受信ができなかったり、あるいはもともと仕様外だったりしてこのような事態になったのだ。

 いや、実にホンダらしいエピソード。HGT(多分)の頭デッカチどもは反省しる。
 つーても、ホンダの社風としてどうしても絶対性能重視になっちまうんだからまたどこかでなんかやらかすんだろうけどな。

*1:東海理化製だ

*2:今は数をこなしてるから大丈夫なのだろうが

*3:まあ、他社のようなドアスイッチ方式と違って、ホンダのドアハンドル内蔵非接触スイッチ方式だとボタンを押すというアクションが不要な分、どうしても反応速度が必要にはなるのだが・・・