リアウイングなし。

 昨日は定例の通院日で休みだった。
 病院から帰ってきてメシを喰い、TVを付けると全日本F3の途中からやっていた。
 全日本F3は2ヒート制で行われ、ヲレがみたのは初戦の富士の2ヒート目、第2戦のスタートからだった。
 さてこのタイトルだが、序盤で接触でリアウイングを吹っ飛ばしてしまったエイドリアン・スーティルのことだ。

 通常こうなってしまうとこれより上位のFポンやらF1などではリアウイングがないというのはのっぴきならぬ状態でピットに駆け込まねばならぬが、空力付加物に限りがあるF3ではそのまでの必要はないらしく、スーティルはそのまま走り続けたのだ。
 このレースは思い切りヘビーウエットだったというのも幸いし、ウイングが付いていようといまいと各車のリアはズルズルだったということもあったが、後続との差がなかなか縮まらず、それでも後続につかまりそうになったときの攻防は非常に面白かった。
 そのときモニターを見ていたTOMSの関谷監督他チームスタッフの姿が映し出されたが、「おいおいおい冗談だろ?そこまでやるか?おい。すげえなあ」みたいな笑顔だったのが印象的だった。

 18歳で初優勝の大島よりもこのレースはスーティルが主役だった。いや、すげえや。