つっかい棒その後

 結論から言うと「ビミョー」なシロモノである。
 このV6用つっかい棒、あれだけ酷かったワンダリングがぴたりと止んだあたり効果自体は絶大なものがある。
 しかし、これはあくまでV6用である。
 取り付けるのに、まず、エンジン下に付いているエキパイのサポートと、さらにそのサポートを取り付けるためのスタッドボルトがエンジンブロックから生えているのでそれも外さねばならなかったのだ。
 直接比較したわけではないが、V6と16Vではオイルパンとのクリアランスも違っているようで16Vの方が余裕がないようだ。
 従って当初入れたときは注意深く発進しないとオイルパンが当たってツリカケ電車もかくやというような「爆音」を発していたのだ。
 一旦取り外し、ワッシャーを2枚ばかり追加しクリアランスを5mmばかり余計にとったらそのような症状が無くなったが、それでもデカイギャップに遭遇すればこつんこつんと心臓に悪い音がするのだ。
 さらに、オイルのドレンの位置がちょうどつっかい棒にビミョーにかかるのでオイル交換の度、このつっかい棒も外さねばならないという不便さも加わった。
 やっぱ、専用品は専用品であるという理由がよーく分かったアイテムである。
 とりあえず16V対応品を手に入れるまではこれを付けているが、もし、対応品をお持ちの方がいたら一報をお願いする。