被害者は・・・・?

 えと、事故りますた。
 といっても、全損とか全損とか全損とかそう言うもんではない。
 しかし、どっちが被害者なんだか・・・というもんだった。 

 今日の午後ヲレはオイル交換のためNORDへ行くべく、鈴鹿中央通りを走っていた。
 NORDに近づいたので、右側車線に入ったのだが、それが間違いの元だった。
 前を走っていた静岡ナンバーのCUBEが吉野家に入るべく、いきなりぶっ止まりやがったのだ。
 「をいをい。ウインカーくらい出せよな。」
 と停止して30秒。
 一向に対向車線の流れは途絶えない。
 つまりCUBEが右側にある吉野家にいつまで経っても入れないわけで当然、ヲレの後ろに列が出来て来た。
 ルームミラーとドアミラーをにらめっこし、
「ここだ!」と左側車線にでたところ、そこにスズキ・エブリィが・・・・・
 155の後方視界は劣悪で、丁度その死角に入っていたのだ。
 相手はブレーキを掛け、ヲレは最大限の回避操作をし、一難去った。
 かに見えた・・・・・・・・・。
 ヲレはとりあえず右側車線に入り、左側のエブリィが抜きざまに「ごめんなさい」と手を合わせドライバー氏と
視線が合ったのだが、その直後のヤツの行動には驚いた。
 なんと、ヲレの155にエブリィをブツけた挙げ句、ヲレの行く手をふさいだのだ。
 同乗の奥さんの制止を振り切りソイツは
 「オラ!!降りてこい!この野郎!!」
 とヲレを道路に引きずり出し
 「ドコ見とんじゃ!ワレ!当たったやんけ!」と今にも殴りかからん勢いで迫ってきたのだ、
 原因を作ったのはヲレなので、とりあえず
 「申し訳ない。不注意でした。」(へ?あたってたの?そんな感触なんか全然なかったぞ)
 と謝ったが
 「謝っただけじゃ警察いらんのじゃコラ!とにかくこっち来いや!」
 「じゃ、あなたがブチ当てて私を止めたのは許されることなんでしょうかねえ。」
 「なんじゃコラ、オレが被害者なのに意見するんかコラ!!」
 「そりゃモトモトの原因を作ったのはヲレですけど、こういう止め方されるともうどっちが被害者か判りませんがねえ」
 「なんじゃこのクソガキ!」
 ここでヲレキレた。
 「なんじゃコラァ!オノレは過失を故意で返すんかい!」
 「なんじゃオンドリャ!逆ギレかい!!」
 と5分ばかり路上でやりあっていたが、不思議なことにだれも無関心。
 ああ、鈴鹿ってこういう街なのね。東京と全然変わらんじゃんか。
 とりあえず、このままじゃ迷惑になるんでMaxValueにクルマを入れ、バトル再開。
 しかし、このままじゃ全然ラチがあかんのはお互い合意したので、
 「じゃあ、110番しますよ。いいですか?」
 と110番した。
 したところ、状況を説明し、お互い身体は無傷で、クルマも少なくともわが155はこの時点では
バンパーに擦り傷が付いただけだと見てその通り説明した。
 「じゃ鈴鹿署にいっしょに来て下さい。」
 と応対したオマワリさんはそう指示したので、向かう事にした。
 さて、この直後、相手のオヤジがいきなり態度を軟化させたのを不審に思ってたのだが、
 「ああ、鈴鹿署知らんの?じゃ、ヲレのあとついてくれりゃいいよ。」
 とそのエブリィの後をついて行ったのだが、途中信号や沿道の店舗から出てくるクルマなんかで間を遮られ、
ついに見失った。
 とりあえず、最悪でも鈴鹿署にはいるだろうと鈴鹿署にTELし鈴鹿署の位置を聞き出し、鈴鹿署に向かった。
 しかし、そこには件ののエブリィも、オヤジもいない。
 とりあえず、交通課にて事情聴取を受け、車両の検証を受け、さらに2時間待っても来ない。
 最初に相手と身分の交換をしておけばよかったOrz
最初にエキサイトし、110番通報の後態度を極度に軟化させた相手のオヤジを少し信用したのが敗因。
 クルマのナンバーも断片的にしか覚えてなかったのも敗因。
 なんでこんな時にデジカメを持ってかなかったんかいな。チクショー。

 その後、オイル交換のためNORDに行った時に損傷を見たが、左フェンダーがわずかに、しかし割合広範囲でヘコんでいるのが判明。Orz
件のオヤジが見つかったらこんどこそ決着を付けてやる。
 ヲレが当たったのかもしれんがそれはあくまで過失。しかし、ヤツがブツけたのは明らかに故意だからな。