FTP2008酸化

 確か、ヲレは一参加者のハズである。

「コース?ああ、写真撮るポイントかあ。コースやったらぁ、前日に会場でY江君が準備でいる筈やでぇそこで聞いてみての。」
 というスタッフT内君の言葉を信じ、前日にスタッフが準備を進めていた金津創作の森まで行ったのが運の尽き。

 最初はY江君がポイントになりそうなところを説明してくれていた。が。
 ラリーのエントラントに配られるコマ地図の距離表示にバグ発見。
 即座に修正しようとするが、Y江君はさすがメインスタッフらしくあちこちからお声がかかり不在気味。
 結果そこにいたスタッフ達と一緒に修正作業をするハメになった。
 その後、押っ取り刀でT内君がやってきて修正作業を一緒にする。

 コマ地図修正終了してから、地図が正しいかどうかというチェック兼撮影ポイント探しにT内君をナビにデッチ上げ、ラリーコースを走る。
 ものの見事にナビのT内君はY江君が仕掛けたトラップにことごとく引っかかり、息も絶え絶え、気もそぞろぞろぞろと言った風情でおおよそ34kmのコースを試走し終えた。
 ヘロヘロになって帰ってくると今度は細々とした作業を手伝わされる。

 そこでヲレはT内君とY江君が仕掛けた巧妙なワナにかかったことを悟ったが時既に遅し。
 いつの間にやらスタッフ用ネームタグを作られてしまい、そして青いシャツを手にし、実行委員長の
「ああ、去年の写真が使われた時点でいたうさんはすでにスタッフですよ(はあと)」
 という一言にてスタッフ入り決定してしまった。

 「べ、べつに好きでこんなことしてるわけじゃ、な、ないんだからねっ。か、勘違いしないでよねっ。」

 といってもアフター・ザ・カーニバル。
 FTP皆勤賞はスタッフでもそう多くはいまい。
 こうしてヲレはFTPスタッフになってしまった。

 さて、当日。
 天候は若干回復はしたものの雨。
 スタッフ集合時間の7:00よりも前に金津に着き、コースを走り撮影ポイントの偵察。
 一番きれいに撮れそうなところは、この天候の下では暗すぎ、撮れるとしてもアングルが限られバリエーションに乏しいモノしか撮れないと判断し断念。
 細呂木芦原温泉駅間の切り通しと田んぼの中を走る道を移動しつつ撮る作戦をとった。

 各チェックポイントにイスと机をバラ撒きに行き、細々とした設営を手伝い、そして本来の「仕事」をすべくコースに出た。

 コースに出たはいいけど、誰だ!!?超強力な雨男(女)は!!?
 ヲレが参加者として出た過去8回全てラリー競技時間中は雨があがってるもんだったのだが、ポイントに着いた時点で強力な霧雨となった。
 スコールになるよか100倍マシだが、本当に困った。
 

雨というか風はますます強くなり、完全に横殴り状態。
 「このまま強くなると本当に撮れなくなるぞ。」と涙目になってるときに最初の2CVがやってきた。
 「ええい!!ままよ!!」((C)池沢さとし

タオルでレンズとカメラを保護しながら撮影に臨んだ。


 2CVを始めとした古めのクルマを芦原温泉側の切り通しの下から撮っていたが、光量が足らず400mm(35mmフィルム換算)くらいで手ブレを起こすという状況。
 ならばとオープンになっている所に移動した。

この5ターボあたりはまだマシなほうで撃沈写真の山を築く。


このC6も少しタテブレを起こしているOrz

 もちろん、ヲレの技量不足も多分に含まれるが、参加車を追い抜いたりすれちがったりする地元車がカブったり、カメラを拭いてる時やアングルを変えるため移動してるときに行ってしまったり、「一体なにやってんだか・・・・」という状態。
 中盤あたりで集中力が切れ始め、右回りで最初の2CVが来た時に至ってはレンズキャップを外し忘れる大失態。



時刻も昼に近づくにつれ、地元車の交通量が増え、アングルも構図もへったくれもないという状態になり、ムリヤリ撮ったのがこの2台。
S田さん、来年スタッフ決定のTゐさんゴメンナサイ。

「漢は負けると解っていてもやらねばならない時もある」というキャプテン・ハーロックの格言を実践すべくさらに撮り続ける。
 

しかし、これが精一杯ぐはあ。Orz

 「くそお!来年こそは」とリベンジを誓いつつコースを後にした。

 会場に戻り、新人スタッフから一参加者として「チームくぎみー」(謎)の一員として昼食をご一緒させて頂く。
 ろくすっぽ「仕事」をしてないが他のスタッフのみなさんより早めの食事を採ることになんの抵抗もないことがアレなのだが、しかしその時にはもうヲレはガス欠状態だったのだ。
 昼食とそして、久々の方々と交わす会話は、それはとても短い時間だったが貴重な時間。
 そんなスペースを提供していただいたN田団長代行を始めとする「チームくぎみー」(謎)のみなさんにあつく御礼申し上げます。

 ---------------------またちと疲れたのでまた後で--------------------------------------------