FrenchToastPicnic2009に参加。

 毎年恒例になったFTPもこれで10回目。
 ギャラリー、ラリー参加、挙げ句にはスタッフと形をかえつつ皆勤賞である。ヲレ、エライ!(馬鹿
 前日23日の土曜日、会場の金津創作の森に向かうあいだ、突然のブーストアップにより、北陸道神田PAにて約1時間文字通りの雪隠詰めに逢ったり、あまりの天候の良さに敦賀ICで「手が滑り」日本海を横に見ながらR305を走ってる最中の越前町のトンネル内でフラフラとセンターを割ってきた青の初代ラウムに当て逃げを喰らってミラーがもげて、応急修理をしたり警察への届け出などで時間を大きくロスし、最初もくろんでいた三国町は新保屋の蕎麦を喰うという目的を達することもなく、15:00過ぎに会場到着。
 その頃にはほぼ準備も進んでおり、殆どすることもなかったが、ラリー総括のY江君を155のナビシートに乗せ、今回のラリーコースを走り、撮影ポイント探し。その他ちまちまとしたものを手伝う。
 そんなこんなでなんだかよく分からないがやたら疲れた状態で前日の準備を終える。

・前日に搬入されたOldsmobole Curveddashなど(クリックで拡大) 

 翌24日、朝6時ちょっと前に実家を出た。
 途中、北鯖江PAあたりで激しい雨に降られ、「会場は大丈夫なんやろか」と心配しつつ金津へと向かう。
 幸い福井市に入った途端雨は小降りとなり、その懸念は完全ではないが、払拭された。
 会場には朝6時20分過ぎに到着。
 まもなく、Y江君がやってきてゲートオープン。ヲレ達のFTPはこうして幕を開けた。
 ヲレは、撮影ポイントを確定すべくラリーコースに出る。
 撮影ポイント確定後、会場に戻ればスタッフの多くは出動しており、出店も準備がすすんでいた。


・出店準備。雨に降られ、路面が濡れている。(クリックで拡大)

 会場にやってくるクルマの撮影、並びに入ってくるクルマの車種を判別し伝える、出店の車両の出入りのためのバリケード開閉などをしているうちに、ラリー参加者のドラミ開始。
 と同時に、このイベントにおける本職に入る。
 撮影ポイントに着き、しばし待つ。
 そして今年も2CVフラットツインの音が近づいて来た。
 これがヲレの仕事開始の合図である。

・ゼッケン1の2CV。(クリックで拡大)

それから矢継ぎ早にいろんなクルマがやってくる。
 奇数ゼッケンのクルマはスタート間もないところが撮影ポイントとなっているので、なかなか撮影アングルを換えるヒマがない。

・#1の2CVと変わらないアングルで撮った#5の2CV(クリックで拡大)

 そうこうしてるうちにヲレの視界が白くなってきた。
 確かに、40過ぎて視界が霞むケースがたまに出るようになったとはいえ、いくらなんでも白すぎる。
 なんてことはない。ヲレが布陣していた所の脇を流れている川の対岸の住民のオッチャンが焚き火を始めたのだ。おーまいが。
 悪いことに風向きがコロコロと変わったりするのでクルマによっちゃバックが真っ白なんてケースも。
 しょうがないので、その場から少し離れて撮ったりしてチョロチョロと歩き回りながら撮った。

 とりあえず、ほんの一部を。
・スピットを流して撮った一枚。(クリックで拡大)

・毎度おなじみワークスカラーのA110(クリックで拡大)

・シムカラリー3とジュリア(クリックで拡大)

 しばらくして偶数ゼッケンのクルマが逆サイドからやってきた。あれ?昨日Y江君から聴いてたのは聞き違いだったか?(聞き違いでした。)
 あわてて逆サイドのクルマに対応出来るところにポジションを換える。
 そこで致命的なことが露呈してしまった。

 道路からあまり離れていないところに我が155を停めてしまったばっかりに画角によってはモロにヲレの155が写ってしまうのだ。
 155にもどって離れた場所に停め、またこのポジションに戻ろうとすると5〜7分はロスをする計算。
 その間、最悪10台は通過して行ってしまう。画的には155がない方がアングルに制限が無くなるのでいいが、肝心の被写体が次々に通過していってしまうことと天秤に掛け、アングル縛りの方を選んだ。
 制限された中でいろんな撮り方をトライするが、モノになるのはやはりよーく似たアングルだった。
 いやもっとアタマが柔軟だったり撮影者本人に機動力があればいいのだがそんなモンはないのが悲しい。

ということで偶数ゼッケン車のほんの一部。

・#4の2CV。(クリックで拡大)

・見るからに楽しげなトラ3。たまーにこういうアクションをされると撮る方も気合いが入るというもんだ。(クリックで拡大)

・去年も参加。デイムラー。V8の音も勇ましく快走。(クリックで拡大)

・同じようなアングルでR8ゴルディーニとGSA。(クリックで拡大)

ラリーのスタートから2時間ほど、テールエンダーのクルマ、そしてチェックポイントに陣取っていたスタッフをピックアップしてきたクルマが通過したことで、ラリー終了を知り、会場に戻る。

会場のスタッフ部屋で昼食を取り、カメラを手に会場をうろつく。
古いクルマの説明、ラリーのウィナーの表彰、そしてある意味メインイベントの1905年製オールズモビルカーブドダッシュのデモランなどを撮る。

・1850年製の馬車を牽引してのデモラン。(クリックで拡大)

・思ってたよりは速度は速い。渡辺社長と今回のゲスト、大川悠さんが乗っている。そしてそれに競争を挑む子供の姿も・・・・(クリックで拡大)

なお、FTPなどで金津創作の森に訪れた方はご存じだろうが、美術館建屋は丘を登ったところにあり、ラリー参加車両、グッズやパーツの出店があるのはゲート付近の駐車場にある。つまり会場は大まかに2分割されているが、スタッフはこの2会場間を何往復もする方もおられる。

その中の一人、I倉さん。
ソレックスで軽快に行き来されている。(クリックで拡大)

ハナシは若干それたが、
イベントのプログラムは全て終了し、撤収・・・・・・・しようとしたところで突然の雨。
なんであとちょっとガマンできんかったの?お天道様のバカ。

いつものように会場の撤収作業。
もともとスタッフに知人友人がいたこともあったのだが、FTPの〆はスタッフにされる前から撤収作業となっていたのだ。
すべての撤収作業を終えたのは午後9時近く。

もう全身筋肉痛。
タダでやれと言われればそれはとても嫌なことだが、このイベントはいつも新鮮な発見、新たな人やクルマとの出会い、遠く離れた知人友人との再会、参加者、ギャラリーが心から楽しんでいる笑顔、ゆるい空気などなど金で買えないものを頂いているので、なんの苦でもない。

ヲレは福井に住んでないのであまり頻繁に会議など準備に携わることが出来ないがまた来年も微力ながら協力させて頂くことにする。

それでは、また来年、金津創作の森で。