トーシロかい・・・・・・

 昨日の山手線その他が止まった事故。
 駅構内を横断するように這わせたWiMAX基地局と空中線(いわゆるアンテナ)を結ぶ給電線の鋒縛を屋外用のインシュロックじゃなくて屋内用インシュロックで止めたというトーシロ仕事が原因だった。
 屋内用のインシュロックってのは、本当に紫外線に弱く日光のもとではたちまち劣化して切れてしまうので、一時しのぎであろうと絶対に屋外での鋒縛に使用してはいけないものであるというのは、その手の仕事をしている者であれば常識なはずなのだが・・・・

 8D-WFLEXっぽい給電線がだらーんと垂れ下がってたんで、空中線との接続部での防水が不完全か給電線の被覆に傷がついててそこから水分が侵入して、給電線内部が錆びて途中でポキッといったんじゃないかというこれもまたトーシロっぽい原因かと思いきや、インシュロックの屋外用と屋内用の区別が付かないような奴が工事し、挙句に落下防止もしてない。おまけに絶対竣工検査なんぞせずにSIしたんじゃないかという疑惑まで持たれるすばらしい仕事っぷり。には呆れてしまった。

 かつて15年近く前からケータイ電話がディジタル化する時に爆発的に普及したもんだがその時に新設された局をIMT化対応工事をしたり、パケット装着キャリア増設等の改修やらで見た時のトーシロ仕事ぶりに「よくこんなんで無事故で済んでるなあ・・・・」と顔面蒼白になったもんだが、なんか、今回のこれも事業者が普及を急ぐあまり、またケータイ電話に比べあらゆる規制がユルイのか施工業者もホントの意味での有象無象が現れては利益なんかアルの?という仕事を引き受けていっているんじゃないかと思う。
 歴史は繰り返す。か。

 こんなことをさせないために、明日も気を引き締めていこう。