こだまの旅はいいぞお!

 この職場には東京から単身赴任されている方がけっこういらっしゃる。
 さて、明日は週末でしかも仕事がヒマだというので帰ってしまわれる方がいた。
 先週東京に帰られた方の話を聞くと業務終了後に東京に向かうとすると、名古屋駅の時点で、既にのぞみとひかりの指定席は満員になってしまっていて、当然自由席も座ろうと思えばかなりの本数待たなきゃいけないそうな。
 
 そこで「こだまにのっちゃえばいいんじゃないんですか?ほれ、名古屋始発ってのもあるし、3人がけ回転させて6人分独り占めできますよ。なーに、ひかりにくらべりゃ1時間かそこらくらい遅くなるだけですって。」
 って言ったのだが、返ってきた答えは口をそろえて

「遅いからやだ。」

 はあ、これだから東京モンは・・・・・

 空席待ってる時間があったらこだまにさっと乗っちまったほうが楽だと思うんだけどなあ。
 どうせおうちに帰るだけだから急ぐ旅でもあるまいに。

 それにあの窮屈な座席を1人分だけしか使用できずに、隣りの方に遠慮する必要もないしねえ。

 ヲレはそんな理由で約束の時刻がよほど早くなければ東京出張時は「こだま」を使うのだ。
 ゆったりしていて、1両に客はヲレ1人だってケースもあってとても気楽。のぞみみたいな殺伐とした雰囲気はぜーんぜんないし。巡回してくるカレチ*1やレチチ*2との鉄バナシもできることもあるしね。
 こーんな楽しいことはないんだけどなあ・・・・・。

 やっぱ東京人にとっては新幹線は単なる移動装置なのね。はあ、寂しいのお。 ロマンもへったくれもないなあ。まあ、ああいう環境に慣れちまうといかに出張だろうと旅には違いないが、旅に楽しみやロマンを求めるというのが無理な話になっちゃうのか。

 ああ、ヲレは、イナカモンに産まれてよかったよ。

*1:専務車掌

*2:車掌長