ローブ4勝目。

第7戦トルコ・ラリー最終第3レグ

 04年世界ラリー選手権(WRC)第7戦トルコ・ラリーは27日、ケメルを発着点とする総走行距離288.22km(うちスペシャル・ステージ=SS4カ所、計77.90km)で最終第3レグを行い、S・ローブ(シトロエン)が通算4時間48分26秒8で優勝した。2日目にトップを奪取すると、そのまま快調な走りを披露。第2レグで出されたフライングのペナルティーが取り消しになるなどの追い風もあり、2位のM・グロンホルムプジョー)に大差をつけて今シーズン4勝目をマークした。

 ディフェンディング・チャンピオンのP・ソルベルグ(スバル)は3カ所のSSを制して猛追をみせたが、届かず3位。以下、C・サインツシトロエン)、F・デュバル(フォード)、M・ヒルボネン(スバル)、J・トゥオヒノ、A・ウォームボルドのフォード勢と続いた。

 併催のジュニアWRC(JWRC)第3戦はP−G・アンダーソン(スズキ)が通算5時間24分56秒2で逆転Vを達成。JWRC初勝利を飾った。K・カタヤマキ、G・ウィルクスが続き、スズキが表彰台を独占した。以下、G・チチェリ(シトロエン)、U・アーバ(スズキ)の順。第2レグまでトップだったM・バルダッキ(スズキ)は第2レグで3回、第3レグでも勝負所で1回のパンクを喫して首位から陥落、6位に終わった。

 ▽S・ローブ
 ジャンプスタートを取られた後は、今まで通りの集中力を保つように努力した。ギアのトラブルもあったが、優勝できてホッとしている。

 強ええわ。ローブ。
 本当に”オリオールの後継者”になったよ。
 ターマックじゃあ、キチガイフレンチの系譜を受け継ぎ、グラベルでは実に冷静でスムーズな走りをするんだからね。
 多分に、去年サインツマクレーに教わったものがあったんだろうけど。
 多分このままチャンピオンだな。