かわんなん

 アッコちゃんが去年出したアルバム「ホントのきもち」で「くるり」が参加していたということ自体は知っていたが、何気にBS-hiで見たアッコちゃんのライブではちゃんと「くるり」と「ホントのきもち」に参加してたレイハラカミが参加してた。
 でもって、ぶっ飛んだのは、"Night Train Home"という曲。

 ”黒磯で交直流切替えデッドセクション
 ”再び点灯交流電化 整流器からノイズ”
 ”583系 B寝台”
 ”DT32 エアサス台車”
 ”MT54 電動機”
 ”C2000 コンプレッサー”

 岸田の鉄歌詞キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

 でも、アッコちゃんはDT32を「でぃーてぃーさんじゅうに」と呼ばずに「D T Thirty-Two」と発音してるし、MT54を同様に「M T Fifty-Four」、C2000を「C Two-Thousand」ってアナタ、ミョーにカッコよくなるジャナイノ!((C)オヤカタ)

 でも黒磯を通過する寝台特急で583系使ってたやつっていったら、「はくつる」しかねえじゃん。
 ああ、きっとアッコちゃんの若きころ、上京する際に「はくつる」にのってたからか。
 
 その他の歌詞、多分アッコちゃんが担当した部分なんか当時のアッコちゃんみたいに勇気凛々みぞおちわくわくの女の子の気持ちのそれなんだろうな。

 実に久方ぶりの名曲だ!いや、決してヲレが鉄だから言うわけではない。

 今回はレイ・ハラカミによる浮遊感たっぷり、まさしく583系の上段で寝ているような感じのMixだったが、アルバムにはアコースティックバージョンもあり、それもなんかよさげ。

 いや、この曲もさることながら、今日一番気に入ったのは「N.Y.C」という曲。

 ソリッドで痛快なギター・ロック、「くるり」なしではあり得ない曲である。
 アッコちゃん的に今のニューヨークを切り取るとこうなるんだろう。
 フラットなビートにこれまた珍しく崩し一切なしのアッコちゃんのボーカル。その中にNYのバイタリティ溢れる喧騒がそこにはある。
 多分本人たちも気に入ってるんだろう、一番活き活きと演っていたように見える。

 そんなこといってるとまた聞きたくなった。

 かわんなんかわんなん。