そして合わせ技

 VVVFと吊り掛けの合わせ技はないんか。
 ということだが、この日本にはJRの電気機関車でこのケースはある。
 しかし、電車にはない。

 ところが海外には吊り掛けVVVFの電車がありやがるんだな。これが。
 ロンドンのチューブ。つまり地下鉄だ。
 なぜロンドンの地下鉄は依然乗り心地・騒音に不利*1吊り掛け駆動を使用してるかというと、確かにカルダン駆動の車両が導入されたことはあったが、とんでもない両数が在籍し、しかも70年もの80年ものの車両もザラだったところにその「新型」電車はあまりに異端で保守する側としては厄介者以外の何者でもなかった。でもってその不慣れな状況でテキトーに保守をしてしまった結果、走行中にモーターが台車から脱落。そしてそのモーターがつっかえ棒の役を果たしてその車両は急停車かつ脱線。あとはジャックナイフ現象みたいに後続車両が前の車両を押しつぶすという大事故*2を起こしてしまい「やっぱ危ないからヤメよう」ということで最新型の結構カコ(・∀・)イイ!VVVF制御のやつでも吊り掛け駆動になっているというヲタ的には嬉しい状態で今も走っている。
 どこか音ないかなあ。さがしてみよ。

*1:モーターを台車のフレームで吊り、その一方で車軸に引っ掛けている構造のためバネ下重量が重くなり騒音、乗り心地に多大な悪影響を及ぼす。その一方で構造がシンプルでかつ頑丈なため、大出力を必要とし、なおかつ乗り心地を考慮する必要のあまりない電気機関車ではいまだ使われている

*2:確か死者数十人レベル