破滅の音が・・・・

 昨日のハナシである。
 なにげに1速から2速へ入れようとしたとき、妙な手応えとともに
 ”がちゃん。”
 とシフトレバー近辺よりその音は鳴った。
 たしか155海苔でこのサイトを知らない者はモグリだ。とされているさんまの無責任大辞典のトラブル報告によれば、その音が鳴ればシフトリンケージ破損にてギアは抜けず入れられずという恐怖の状態になる事例があったことを思い出した。
 シフトレバーを動かせば、をを。ちゃんとギアが抜け、ちゃんとギアが入る。
 でも
 ”がちゃんがちゃん”
 と音がする。
 少なくとも、わが155のシフトリンケージはマトモな状態ではなさそうだ。
 とりあえず、主治医のNORDに明日行くと連絡を入れた。
 その日、会社から我が家に帰る途中本当にシフトリンケージがお亡くなりにならないよう祈りながら帰宅した。

 そして今日、NORDに持って行くと案の定シフトリンケージのゆるみと診断された・・・・
 ナットを締め直してチャンチャンなはずだ。が、そう一筋縄でいかないのがイタ車であり、アルファだ。(笑)

 その問題の部分はフロントパイプ、触媒の上のさらにサブフレームの上あたりに位置しており、修理が非常に困難な場所にあったのだ。それでも、5月に新加入したメカのN君はどうにかしようとラチェットを突っ込んだ。
 そのとき隙間に落ちていたある物体が落下した。
 リンケージのリンクとソレを止めるボルトの間に挟まっていたブッシュだ。
 原因はそのブッシュが劣化して脱落したために、リンケージにガタが出たという結論に達した。
 さて、問題はその後。
 通常ディーラーなら新品ブッシュを手配し、排気系一式およびサブフレームを外して交換するところだが、これではカネも時間もバカにならない。
 そこでN君はあるアイディアを提案した。
 ブッシュ代わりに太いタイラップをスキマにつっこんで代用するというもの。
 このままではまたすぐにダメになりそうなので、グリスをたっぷり塗った。

 結果、以前よりシフトがスムーズに入るようになった。うーん。いいぞ。

 とりあえず9月の車検まで持ってほしいのだが・・・
 まあ、つぎ壊れても同じことをするだけだけど。

 しかし、本当はこの作業を自分の手でやりたかったのだが、予備部品などのことを考えて持って行って正解だった。

 これで作業時間と内容を考えると¥7000は妥当だろう。