6Rと銀電

 いや、タイトルどおり。
 ヲレが扶桑町は柏森に住んでた頃、名古屋へ向かう名鉄犬山線の急行はいつも6000系。
 いわゆる6Rだった。
 今回の航空祭の帰り、三柿野から岐阜までの各務原線の鈍行はこの6R、しかも側窓が連続2枚固定窓の初期型だったのだ。 
 なにぶんMax100km/hしか出ない鈍足ゆえ、最近では邪魔者扱いされているとかいないとか。
 名古屋方面の電車ほどではないがさすがに混雑はヒドく、まるでその犬山線の急行でぎゅう詰めになってた時代を思い出してなんかなつかしかった。
 とくに加速重視のギアレシオからくる「爆音」はばてたカラダを少しだけ生き返らせてくれるくらいの癒しの音だった。

 一転して岐阜から笠松の急行で一駅の区間は新鋭3300系ステンレス車、いわゆる「銀電」だった。
 実は銀電は今回初乗車だったのだ。
 しかも最近新造された編成のようで新車のかおりがしていた。
 約20年前近く、6800系が出た当初と同じ感覚をまた体験していた。
 ロング側に座ったのだが、最近流行のウレタンが入ってるだけのクッションは今ひとつ改善を望みたいところだが、その一方、加速減速乗り心地のなめらかさはさすが新車だと感心した次第。
 しかし、いくら乗客サービスの名の下にみんな「銀電」になっちゃったらそれはそれでちとイヤだとおもった。
 名鉄にしてはあか抜け過ぎなんだよね。銀電は。
 一連の「走るンです」にくらべりゃマシだとはいえね。
 赤くない名鉄電車は名鉄電車じゃねえやい。