ちと揺れてます。

 「バネはまじめなヤツでして一度縮むとのびる、伸びきるとまた縮む。
 それをずーっと繰り返す特性があるんです。
 このままだと、クルマはアタマの壊れたガチョウみたいにいつまでもゆれが収まんない。
 それを抑えるのがダンパーというヤツでして・・・・」
 という三本節(”みつもとぶし”と読んでね)を披露したかったわけではなく、

 我が愛車、アルファ155の次のクルマ、ポスト155のこと。
 おそらく155は命脈尽きるまで当分乗ることになるだろうけど、さて次はどうしようかね。
 次のクルマで50歳を迎えることになりそうだが、恐らくガソリンエンジンのみを使用した乗用車というのは少なくなりつつあるころだろう。
 そして一層グローバル化が進み、「どれをお乗りになっても同じようなもんですがね。」という時代になりそうだ。
 でも、それでもどこかキレたもの、ヘンなもの、いわゆる異端児的なものを欲することには代わりはない。

 ヲレはここ2台ばかしラテン車に乗ってるわけだが、ひょっとしたら国産車に戻るかもしんない。
 日本にしかないもの、日本が世界に誇れるもの。それに乗れるのはポスト155にあたるクルマが最期のような気がするからだ。
 それは今までヲレが乗ってきた物とはある意味対極にあるものだ。
だからといって軽やハイブリッドカーやミニバンやオッサンセダンなんかに行く気は毛頭無いし、依然マニュアルミッションはマストアイテムだ。
 (軽は現在、スバルR2を持っちゃいるが、便利なゲタ車以外の何者でもない)

 とはいえ、ついに灰泥沼に足をつっこんでもいいかという気もする。
 イタリア大衆車ならではの「乗るビタミン」も捨てがたい。
 でもアメ車と独車は依然ノーサンキューだな。(他人には勧める場合もあるがヲレには生理的に合わない)

 そんなこんなでアタマの壊れたガチョウのような挙動をするクルマのようにちと揺れてます。