ひとり

 相棒氏、ここ3日間連続で休んでいて、胃腸がぶっ壊れているということで結局名古屋へ送還され代わりの「相棒」が来るという。
 で、ペースメーカーたる事務方Y氏もノロにやられたのか、連日の会議で本当に神経まいっちまったのか本日休み。

 今日、ヲレ一人。

 担当氏、その上司のプロマネから
「ああ、2人リタイアしちゃったけどお前大丈夫か?」
 と聞かれる。

 そりゃヤク飲まなきゃ寝られないし、ヤク飲まなきゃ多分床に伏せってるかもしんないけど、それは仕事持ってても持ってなくても同じ。

「自動車ECU造ってた時の取引先と自チームの若手から来る上下同時プレスや、ひとつ間違えれば数万回線ドカンの電話局内の配線作業や、勘違い一つで数億円飛んで行ってしまうようなメモリの工程管理に比べりゃまだまだ大丈夫です。それにヲレ一人頑張ったところでこれ以上どうにもならないんで。仕事の足が止まらない程度ぶっ壊れない程度にぼちぼちやるだけです。ただ、それだけ。」

 自分に言い聞かせるように答える。

 手元に入るギャラがそれなりならばそれなりの仕事をするだけ。手を抜かず、本当の意味で「適当に」仕事をするだけ。
 そして、今日もさっさと仕事を切り上げ住処に戻り、晩メシを食い、写真を整理したり曲を作ったり、録りためたアニメを見たり、今日よりもほんのもう少し上手に仕事ができるようにほんの少しだけ明日の予習をしたり、これを書いていたり・・・・・・。

 さて、そんなうちにこんな時間か・・・・。
 またヤクを飲んで寝ることにしよう。
 おやすみなさい。